海外子会社管理支援

海外子会社の管理を現地任せにしていませんか。

職業上、これまで多くの海外子会社での不正に接してきました。
不正の発生原因は様々ですが、不正の真の発生原因は子会社ではなく、親会社の管理体制にある場合が多いと感じてています。
特に中小企業では海外子会社の出向者は、親会社の社長(もしくは役員)、営業(もしくは製造)部門の管理職が多く、経理・総務・人事系が出向していることは多くありません。
社長(もしくは役員)は、親会社の役員も兼務していますので、大局的な管理は可能ですが、細かい点まで目を通すことは難しいと思います。また、営業(もしくは製造)部門の管理職は、経理・総務・人事についての現地の法律や商習慣まで勉強することは難しく、現地の職員の「この国の法律はそうなっている」とか「この国ではそのような商習慣である」との説明をそのまま認めてしまっていることがあり、その結果、無駄なコストの発生や職員の不正を見逃してしまうことが多いと感じています。

このような事態を避けるためには、親会社の経理・総務・人事とのコミュニケーションが重要です。また、監査的な視点で書類を見る習慣をつけることも重要です。

同じ会社は1つとしてありません。他の会社の管理体制をそのまま流用したのでは、効果的な管理は難しいと思います。海外子会社の組織体制やビジネスを考慮した、効果的でコスト負担の少ない管理体制の構築とともが重要です。また、管理上不可欠な、不正を防止するための書類の見方について社内研修を海外出向者向けに実施することも重要です。

ご興味のある方は、遠慮なくご相談ください。