管理体制支援

全てのステークホルダーに信頼される管理体制になっていますか?
企業の継続には信頼が第一ですが、それは誰に対しての信頼でしょうか。
顧客はもちろん、企業所有者である株主、また債権者が直ぐに頭に浮かばれると思います。このようなステークホルダー(利害関係者)に対して信頼を得ることは重要です。
しかし、現代企業では、その方々だけに信頼を得ていればよいのでしょうか。
企業には以下のような様々なステークホルダーが存在します。

インターネット等で各利害関係者が情報で繋がっている現代においては、上記のステークホルダー全てに対して信頼を維持することで、企業は継続できると考えています。

効率的な管理体制になっていますか?
上記の点は理解できても、具体的に何をどこまでやれば良いのかは非常に難しいことです。
管理、いわゆる内部統制には、以下の4つの目的があると言われています。
①業務の有効性及び効率性の達成
②財務報告の信頼性の確保
③事業活動に関わる法令等の遵守
④資産の保全
ここで大事なのは、①と②③④は一見すると相反する項目であることです。②③④を重視すると、多く場合は管理が厳しくなり、業務の効率性の妨げになります。
また、各ステークホルダーにとって、①~④のどこを重視するかは様々です。そのため、企業は①~④の目的に対して一定水準の管理体制を整備する必要があります。

では、どうすればよいのでしょうか。皆様が、顧客ニーズを敏感に察知して経営活動されていると同じレベルで、ステークホルダーの企業に対する管理体制のニーズを敏感に察知して、常に見直す気持ちが重要と考えます。

管理体制は一度作ってしまえば終わりと思っていませんか?
管理体制(内部統制)は一旦、整備できれば終わりというものではありません。事業が継続する限り、常に改善が必要となります。
その理由は・・・
① 環境の変化
以下の様な環境の変化に応じて、適時に管理体制も対応する必要があります。
外部環境:法令改正や監督官庁の指導などのほか、顧客や社会の要請など
内部環境:事業の変化、施設の人員数や利用者の増減などの
IT環境:クラウドなどのデータ管理手法の変化、パソコンやスマホなどの機能向上
② 内部統制の限界
担当者の不注意、判断ミスなど、人が実施するものなので、そこで発生するミスをゼロにすることは不可能です。常にミスの発生を少しでも低くする仕組みを考えることが必要です。
③ 非定型的な取引
内部統制で規定しないような、通例ではない取引について、従来の規定が機能しなくなります。通例ではない取引が頻繁に発生する場合、新たなルール作りが必要です。

以上、色々な点からお話をしてきましたが、これらを実現するには、経験豊富なアドバイザーからの助言も有効です。
ご興味のある方は、是非ご連絡ください。貴社にマッチした無理のないアドバイスいたします。